メイクに興味はなかったのですが
15~16年前になるでしょうか?
ボランティアや、社会貢献をしたいと常々思ってはいましたが、何のとりえもないので、何をしていいのか、どうしたらいいのか、全くわかりませんでした。
テレビ番組を見ていて、確か「知らぬは男ばかりなり」だったと思います。
かづきれいこという先生が、スポンジ1つで顔を上げるというマッサージを披露していました。
それも驚きではありましたが、それよりも特別老人ホームに行って、お年寄りのマッサージをしている姿に心ひかれました。
みんな笑顔で、若い時に戻ったような喜びようでした。
その姿を見た時、体に稲妻が走りました。
こんなことは初めてでした。
すぐにネットで調べ、著書を取り寄せ、2週間後には先生の講演会にいました。
先生にサインをしてもらいながら、必ずメイク講師になると宣言していました。
あっけにとられたような顔をなさっていましたが…。
先生は、「メイクは絵を描くのと同じ。道具は何でも構わない。メイクの方法さえ覚えてしまえば、自分に自信が持てる。顔と体と心はつながっている。メイクをすることで、気持ちも行動も変わる。」と言っていました。
この考え方にも非常に感銘をおぼえました。
アシスタント時代が長く、なかなか講師にはなれませんでしたが、やっと講師になれてからは、生徒さんたちがメイクを通し、だんだんと自分に自信を持ち、積極的になっていく姿に喜びを感じました。
~ つづく ~
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